15年程前に時に
最愛の母を亡くした
美佐子って名前なんだけど
変わった人でね
“コサミ”ってあだ名をつけられて
喜んでた
心配してくれてたこと
可愛がってくれていたこと
変んな”コサミ”
色々頭の中には思い出す
亡くなった後は写真を探すよね
でも写真はこんなのしか残ってない
宝物だけどね

母を亡くし田舎に帰ってきて
音楽しか取り柄が無かったけど
音楽はパソコンで作っていたので
そのスキルのお陰で運よく興味のあった
画像編集の仕事につく事ができた
そこは写真館で
そこで見た写真は何だか
標本的な写真しかなくて
綺麗なんだけど
自分は欲しくないって思った
お母さんも緊張して
子供もお行儀よくしなさいって言われて
だから自分で始めてみようと
“コサミ”に抱っこされて
赤ちゃんの自分を見つめてくれてる写真
こんな写真を綺麗に作れないか
そしてロケやスナップばっかりで撮ってきた
当時はデジカメもまだ出始めで
シャッター押せばOK
みたいなことにはならないのね
だからめちゃめちゃ勉強した

婚礼写真も撮った
ベビマも撮った
ニューボーンも撮った
ロケでのストロボ使いまくった
15年前は今みたいに
情報も豊富ではなく
まともな情報はほとんど
海外だった(Google先生ありがとう)
機材を輸入もした
現像処理なんて周りに馬鹿にされてた
けど止めなかった
安定したクオリティーを作り出すために
自分もそのうち家庭を持つだろうから
撮ってもらいたいと思ったので
勉強方法を変えて
人に伝えれる様に写真を学んできた
そして今のHappy Presentの形がある

そんなに想いがあるのに
なぜカメラマンを退いたのか?
それはね
撮影を最善な状態にしたかったから
知ってる人はわかると思うけど
なんかアーティスト感ありすぎるのよね
髭あるし髪も長いし
子供達には動物か何かと同じに
思われて好かれるんだけどね
でもお母さんはそうはいかないでしょ
自分も家族ができて初めてわかったけど
子供とお母さんは繋がってるんだよ
お母さんが不安になると子供も不安になるの
だから裏方に徹して
商品のクオリティアップのために
日々勉強している
安心して欲しいからやめたの

Happy Present目的は
私が撮ることではなくて
お母さんが子供を愛してることがわかる写真を作ることだから
あっちゃんは10年以上
私の想いや写真の作り方を
ずっと側で見守ってくれてた
自然な空気の写真を見続けてくれた
肯定し続けてくれた
それを今では断然自然な
“愛してるよ”って感じを撮ってくれてる
写真見たらわかるよ
お子様とお母さんのファンも多いよ

あと一人まいちゃん
彼女とは10年位前からのおつきあいで
本当飾らない感じの素敵な女性
大好きなカメラマンの一人です
婚礼写真もでき
カメラマンに必要な瞬発力も
バッチリ併せ持ってる
婚礼のまいちゃんしか
知らなかったけど
子供との付き合いも上手で好きみたい
こんな感じで撮ってくれるよ

こんな感じで
あなたがお子様を愛する視線を残していく
お手伝いができたら幸せだな
という事を思いながら写真を作ってきました
15年前は辛くて突っ走って
何と戦ってたのかよくわからないけど
何だかずっと戦ってた
でも今は3人の可愛い娘達と
こんな難しい俺をわかってくれる妻と
とても幸せな毎日を送れてる
といった感じでいろんな想いと
ノウハウが詰まった
Happy Presentを
これからも応援してね

ありがとう コサミ
2020年9月13日 奥家 周平